〜2014年12月までの記事へ

こちらには毎日少しずつ変化する玄蕃ファームの姿や、造園を施工したお客様の庭、はたまた旅の風景など・・・ と、まあフリーテーマで。
オーナーの愛用するデジタルカメラ「Finepix X-100」で撮影された面白い写真をご紹介するページです。

2017年2月14日 今日この頃
寒い寒い 今日も寒い。あたたかな春が待ち遠しい。
昨年の暮、不注意により高い所から足を滑らせ、左の膝を痛めてしまった。
ひと月経っても時々傷み、歩くのがちょっと怖かった。しかし最近やっとほぼ通常の作業が出来るようになった。
今はまだあまり無理せず、店で小さな花壇を造ったり、樹木の剪定・消毒、ポタジェガーデンの土づくり、又あたたかな日は時々山羊たちとの散歩等し、身体を慣らしている。

昨年12月に羽生市のK様宅で和モダンの庭を造った。膝を痛めた現場。
工事はほぼ終わっているが、3月下旬になったら宿根草等のグランドカバープランツを植える予定。
お客様の求めにより急遽ガーデンライトを取り付けたが、夜間の点灯の様子を見ていないので、先日夜、K様宅を訪ねた。
灯りがほわ〜とアオダモ、アオハダの縞模様の幹肌を照らし、なかなかの感じで嬉しかった。
家人は留守だったので、ひとり庭でじっと夜の庭を見つめていた。



2016年11月7日 定休日の朝
秋晴れの気持ちいい朝。
このところ、お客様宅の庭づくりで忙しく、身体のあちこちが痛い。
今日は定休日、朝食をとりチャボとキンカチョウに餌をやり、そして山羊小屋へ。
『モー、散歩に行くぞ』と声を掛け小屋の扉を開けると3頭の山羊が勢いよく外に飛び出てくる。
(※何故モーなのかは長くなるので省略)
小屋の北側は田んぼが広がる。散歩といっても山羊たちにとっては朝ごはん。
今の時期、稲刈りが終わった稲株から出た新芽は大のご馳走。喜んでずっと食べている。
この間 40〜50分、私は小さな折りたたみイスと新聞・雑誌を持ち、ひとり田んぼの中で活字に目を通す。何とものんびりした嬉しい時間!
『あ〜あ、缶コーヒーとおつまみを持ってくればよかった』と悔やむ。

『モー、帰るぞ〜』呼ぶと離れていても全速力で戻ってくる。可愛い奴ら(彼女達)だ。

歳を重ね爺さんになったからだろう、郷愁を感じる秋っていいなと思う。
庭のユズの実が日増しに色付いている。そしてあと2〜3日もすると大きなヤマコウバシの木が真っ赤に染まり、ニシキギ、ハゼノキ、モミジが次々と晩秋の庭を飾る。秋って本当にいいな。


朝夕の冷え込みが強くなってきた。そろそろ初霜が降るだろう。
身体に気を付けて頑張ろう。近いうちに楽しみにしている温泉旅行もあるし。



2016年9月3日 ホオズキに想う
オーシンツクツク、オーシンツクツク、ホイヨーシ・・・・ ツクツクボウシが夏の終わりを告げている。
ファームの庭を歩けば、夏から初秋へ季節の移ろいが感じとれる。


《ホオズキ》
今年の冬、山羊たちが喜ぶ緑の草を探しにトラックに乗る。
店の近くの農道を走っていると、水路脇の枯れた草むらの中に濃いオレンジの実が目に入ってきた・・・
おお〜。ホオズキだ。こんな所に、こんな時期に、こんなに沢山・・・ 「お宝だ〜」と、ほくそ笑む。
春、3月下旬、スコップを手に茎・葉が枯れたホオズキの根を掘り上げ、そしてすぐに大きな鉢に植えた。
しばらくすると地下茎から5本芽が出、気温の上昇と共にすくすく育ち、やがて白い五弁の花が咲き実を付けた。
7月下旬、赤くなったホオズキ2本を下から2節(約10cm)上で切り取り、カフェに飾った。
現在は写真の通り茎を切った所から脇目が伸び、柔らかい実、そして花が咲いている。
時間差の育て方?・・・今では赤い実、うす緑の実、白い花がいっしょに楽しめる姿になっている。


朝早くリビングで一人お茶を飲みながらぼんやりホオズキを見、想い出している。
もう50年、否60年も前になるが、お盆になると毎年実家の古い居間に、一畳半程の盆棚を家族みんなで造り、先祖をお迎えするのが慣わしだった。
その時いつも庭からホオズキを採ってきてマコモで編んだ細い縄にホオズキの実と笹を挟み、盆棚を飾るのがいつも私の役割だった。
お盆になると親戚や近所の方がお供え物やお土産を携え来られ、何故か子供心に嬉しかった。
そしてお盆が終わると・・・・   想い出はいつまでも続く。
ホオズキはまだまだ元気。しばらくは楽しめるだろう。
明朝も一人、濃い煎茶に冷えた水ようかんを食べながらタイムスリップしよう・・・
まあ酒を飲めない甘党の年寄りのちょっとした楽しみかな!



2016年8月23日 日光旅行(PART U)
イタリア大使館別荘記念公園を後にし、ほんのちょっと小道を歩くと何とビックリ、野生のシカと鹿と遭遇、ラッキー・・・ ああ〜、熊でなくてよかった。
イギリス大使館別荘記念公園へ。


こちらの別荘は今年7月1日に一般公開されたばかりのピカピカ。
建物の大きさ、間取りはイタリアの別荘とほぼ同じよう。外壁は黒、内装は真っ白でスッキリとし明るい感じがする。
当然、こちらからの眺望もVERY GOOD!
何度も奥日光に来ているが、今回こちらから見た日光の風景は特別。何とも素晴らしい。


2つの別荘に感動し、再び来た小道を歩きながら勝手に想う。
あり得ないことだが、『もし2つの別荘のどちらかを一日利用できるならばどっちにしようかな』と悩み、又海外の日本大使館の方々も異国で時には我々の知り得ない優雅なバカンスを楽しんでいるのかな、クソ〜、等々バカな事を思いながら・・・
今夜の宿、奥日光潟の湖畔の温泉宿へ。


翌日、ゆっくり朝食をとり、金精峠、丸沼高原をドライブし、片品村へ。
目的はこの村にある日帰り温泉「花咲の湯」内にあるガーデンを見るため。
ここにガーデンデザイナー・神田隆氏が手掛けたナチュラルガーデンがある。
しかしこの庭を見るには入湯券(大人650円)が必要なため、同行の3+1人は館内の広い売店で地場産の新鮮野菜や土産を物色し、少しの時間私を待っていてくれた。


最後に寄ったのは、川場村にあるリンゴやブルーベリー畑に囲まれたオーチャードカフェ「ティアツリー」


時間はちょうど昼時、田園風景を眺めながらみんなで楽しいランチ。美味しく頂きました。
帰りは沼田ICから関越道を走り無事到着。ちょっと疲れたが楽しかった。
来年はもう少し遠出出来るかな!


2016年8月15日 涼を求め日光へ
暑い、暑い、とんでもなく暑い。年々夏の暑さに身体がついていけなくなっている。
無理をせず、なんとか夏を乗り切ろう。
先日、店の夏休みを利用し、妻と東京に住む2人の娘、それに8ヶ月の孫の5人で一泊旅行をしてきました。
行き先、行程はドライバーの私に全てお任せ。ということで、迷わず日光へ。
若い時から、また仕事柄、建築様式やいろいろな庭園に興味があり、今回は歴史的ゆかりのある建物と自然風景をゆっくり楽しもうと・・・
先ず伺ったのは東照宮のちょっと先にある日光田母沢御用邸記念公園。


大正天皇の別荘で、御用邸の中でも最も大きい木造建築。
部屋数は100以上あり、静養中でのいろいろな行事やここでの生活の一端を垣間見る事が出来る。
庭園は起伏がある日本庭園で、綺麗に整備された歩道を歩き、せせらぎに咲く季節の野草等を楽しめた。
日本の歴史、伝統、そして文化をほんの少しお勉強!!

次に向かったのは中禅寺湖畔にあるイタリアとイギリス2つの元大使館別荘。
栃木県が数年前施設を買い取り、その後整備し記念公園として一般公開している。
歌ヶ浜駐車場に車を止め、気持ちいい木漏れ日の小道を歩く。
途中、「熊出没注意」の看板にちょっと心配しながら1km弱歩くと、樹間にその姿、イタリア大使館別荘が見えてくる。建物の玄関で300円の入館券(イギリス大使館別荘との共通券)を求め、館内に入る。

イタリア歴代大使が「世界一の風景」と称賛した同じ広縁に立つ。
目の前の風景に、絶句。次の言葉が出てこない。しばし佇む。
建物はシンプルなスタイルの2階建てで日本と西洋建築が融合した型。
外装と内装に日光杉の皮が使われ自然とマッチした柔らかな感じが何故か嬉しい。
「う〜ん」何とも素晴らしい。一日ここでのんびりしたいなあ〜。
紅葉の季節はどんなんなんだろう、と思いを馳せ、次に隣のGreat Britainへ。  (続く)



2016年6月29日 久し振りに初夏のファームを撮る

今朝も目覚めは早い。 4時20分、外はもう明るい。
居間のソファーに腰を下ろし、ミルクたっぷりのコーヒーを口にしながら、ぼんやり庭を見ている。
目の前の大きなシャラノキに白い花がたくさん、そして足元には雑草に混じって、もう花の盛りは過ぎた八重咲ドクダミ、シロバナサギゴケがびっしりと茂っている。
はびこる雑草も刈払機を使えばわけなく緑のジュータンに変えられるのは分かっているが・・・それはできない。
何故なら、ここは時々ファームのペット・山羊たちの喜びの食事処になるから。
我が家の庭は山羊や野鳥、蝶々、もぐら達との共生の庭だから。
梅雨の晴れ間、久し振りにファームの今日を撮ろうとカメラを下げ外へ・・・

・ポタジェガーデン
店の前、道路を隔てた所にあるポタジェガーデンは、トマト・キュウリ・ナス・ピーマンを始め、いろいろな野菜やハーブが元気に育っている。
毎朝カフェスタッフが収穫。
いわゆる『FARM TO TABLE』

・うれしい事を発見
温室の東側にツルバラ(つるアイスバーグ)に覆われた小さなチャボ小屋がある。
今年の春、店長がかわいい小鳥(キンカチョウ)一番を購入し、小屋の中に放った。
暫くすると巣に卵を産み、♂♀交代で抱卵していた。しかし一ヶ月位経っても孵化せず、諦めていた。
 先日、巣からザワザワと音が・・・・
小屋の中に入り、おそるおそる巣の中を覗くと、ヒナの黒い頭が1つ、2つ・・・?そして卵が1つ2つ3つ・・・・

巣の中から出てくるのが待ち遠しい。早く見たいなあ〜





2015年12月17日 ユズ(柚子)が好き
初冬になるとユズの実が俄然存在感を示す。
我が家の裏庭にユズを植えたのは30年以上も前、60〜70cmの小さな苗木だった。
実生の苗木だったのだろう、実はなかなか付かなかった。
当時ユズの木の近くに一緒に植えた雑木が大きくなり、最近はユズの木の日照を妨げるようになっていた。
それでもここ数年、100〜200個の実を付けている。
昨年思い切って近くの雑木を強剪定すると、今年は今迄にない大豊作、しかも一つ一つの実が大きい。
ユズの実は料理、飲み物、お風呂等、生活を彩るうれしい果実である。
しかし一方、ガーデナーの私にとってのユズの魅力は別の所にある。
実家で子供の時からユズの木が身近にあったからなのだろうか。何故か分からないがユズのある庭を見ると、ふんわりとした家庭の暖かさが脳裏に浮かんでくる。
そんな私の勝手な思いもあり、最近お客様の庭を造る時、よくユズの木を植えている。他の樹木とのバランスを考え、片隅にカッコヨク!
季節になるとお客様はユズを楽しむだろう。そしてきっとユズを植えた私を思い出してくれるであろう? −

ファームの庭、ポタジェガーデンに既にいくつかの種類のユズが植えてあるが、先日又ちょっと大きな本ユズを植えた。
後方にシラカシの緑、モミジの赤、そして手前に黄色のユズの実、又一つ心を豊かにする風景が出来た。うれしい〜

もうすぐ冬至だなあ〜



2015年11月21日 小雨降る中、軽井沢へ・・・


先日の日曜日、姪の結婚式に出るため、妻と二人で軽井沢へ。
東北道、北関東道、関越道を走り2時間で万平ホテルに到着。
若い時はテニスをしに何度も軽井沢に遊びに来ていたが、今日は特別な日。・・・

式まで少し時間があったので館内をブラブラし、カフェテラスで雨に濡れた前庭を見ながら大好物のアップルパイ&ロイヤルミルクティーをいただきひと休み。

挙式は聖パウロカトリック教会。木造の簡素な造りであるが気品がある建物。
進行は神父が一人で行い、時々パイプオルガンが響き粛々と執り行われた。

その後、再びホテルへ戻りバンケットホールへ。
ゆったりとした気分でみんなと談笑しながら料理を堪能。
仕事柄、つい中庭が気になりカメラでパチリ、パチリと。

結婚式は終わった。家族と近い親戚だけの小さな式であった。
最近はいろいろな結婚式のスタイルがある。目立つのはやたらキラキラとした豪華な会場で、これでもかこれでもかとの演出過剰の披露宴。こんな式は本当に疲れる。
今回は自然につつまれた風格のある環境の中でのこじんまりとした結婚式。楽しかった。
せっかく軽井沢に来たのだから秋色に染まった高原をドライブしようかと思ったが、天気と帰りの混雑を心配し、何処にも寄らず急いで帰路についた。
  ・・・あ、そうだ。横川のサービスエリアで妻が釜めしを沢山買ったっけ・・。




2015年11月4日 秋深まった今日この頃・・・


久し振りに写真館の更新。
大病したり、仕事をリタイヤした訳ではない。ただたださぼっていただけ。
知人や店のお客様に「何してんだ、書けよ」と時々叱られている。
少し反省し、月に数回は更新しようと思うが・・・どうかな?
この時期はお客様宅の造園で忙しい。

庭に風景を造るのに、時には大工、左官、またペンキ屋に変身する。
大変疲れるが、これはこれで又楽しい。
ファームの庭は大分紅葉してきている。シャラノキ、ヤマコウバシ、ハナミズキ、カシワバアジサイが今キレイ。
この後、ハゼノキ、モミジが真っ赤に染まる。


日中はやる事が沢山あるので早朝にファームのペット、山羊たちとの散歩が日課。
今朝は孫と一緒に田んぼ道を歩く。 幸せのひととき。

オーナーの写真館